韓国でも、新型コロナウイルスのオミクロン株の流行が本格的に始まり、新規感染者がおよそ1か月ぶりに過去最多を更新しました。

韓国の新規感染者は、25日の発表で8571人で初めて8000人を超えました。先月中旬にデルタ株によるピークが過ぎ、減少傾向が続いていましたが、先週から再び急激な増加に転じています。直近1週間でオミクロン株が占める割合は全国で50％を超え、急速に置き換わりが進んでいます。

こうした中、韓国メディアによりますと、新型コロナ対応にあたる保健福祉省の職員24人の集団感染も起きました。政府は国民に対し、今週末から始まる旧正月の連休での帰省自粛を要請。また、流行地域では、検査を迅速化するためPCR検査の前に抗原検査を行うなど、オミクロン株への対応を迫られています。