観光客増による家賃の高騰などに抗議 スペイン・バルセロナで大規模デモ
スペインのバルセロナで観光客の増加による家賃の高騰などに抗議する大規模なデモが行われました。
バルセロナではオーバー・ツーリズムによる物価の高騰などが問題となっていて、6日には住民による大規模なデモが行われました。
ロイター通信などによりますと、デモには「観光客は帰れ」などと書かれたプラカードを掲げた住民ら数千人が参加したということです。
またデモ隊の一部がレストランにいる観光客に水鉄砲で水をかける様子などもみられました。
昨年1200万人以上の観光客が訪れたバルセロナでは、観光客が滞在中に家を借りるなどする影響で、6月の家賃が前年に比べて18%上昇したということです。
バルセロナ当局は高騰する家賃を抑えるため、2028年までに観光客向けの短期賃貸を段階的に廃止する計画を発表しています。