韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳をめぐり、憲法裁判所は4日、罷免が妥当との判断を示しました。これにより、尹大統領は失職します。

戒厳をめぐり弾劾訴追された尹大統領に対しては、大統領職を罷免することが妥当かどうかの審理が続けられていました。

憲法裁判所では午前11時から決定文の読み上げが始まり、尹大統領に罷免が言い渡されました。

罷免により、尹氏はただちに失職し、6月初旬までに次の大統領を決める選挙が行われます。

韓国で現職の大統領が罷免されるのは朴槿恵元大統領に続き2人目です。

尹氏は内乱を首謀した罪で起訴されていて、今後は、刑事責任をめぐった公判と向き合っていくことになります。