韓国・尹大統領の弾劾案、可決の公算大 きょう夕方採決へ
韓国・尹錫悦大統領の「非常戒厳」宣言をめぐる弾劾訴追案の採決が、14日夕方行われる予定です。与党議員8人以上が賛成に回るかが焦点ですが、可決される公算が大きくなっています。
韓国の国会では14日午後4時から尹大統領に対する2回目の弾劾訴追案の採決が行われる予定です。
最新の世論調査では弾劾に賛成する人は75%にのぼっています。
西山聡・NNNソウル
「採決当日、午前9時半の国会議事堂前です。もう国会の前にはこのように大きなモニターが設置され始めています」
国会前では午後から弾劾案の賛成を求める大規模な集会が予定されていて、朝から道路を一部封鎖するなどして準備が進められています。
議員300人のうち3分の2が賛成すれば可決となりますが、野党に加えて与党議員少なくとも8人の賛成が必要です。
与党としては前回同様「反対」する方針ですが、複数の韓国メディアは、与党議員8人が賛成票を投じる意向を示していて弾劾訴追案が可決する可能性が高まっていると伝えています。