今年11月に行われるアメリカ大統領選挙をめぐり、民主党の支持者として知られる俳優のジョージ・クルーニーさんが、バイデン大統領に対し選挙戦からの撤退を求めました。

ジョージ・クルーニーさんは、10日付のアメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズに「私はジョー・バイデンを愛している。しかし、新しい候補者が必要だ」と題した記事を寄稿しました。

クルーニーさんは「私は生涯、民主党員だ」と述べた上で、「バイデン大統領はこの4年間、多くの戦いに勝利してきた」と高く評価した一方、「彼が勝てない戦いは、時間との戦いだ」「この大統領では11月の選挙に勝つことはできない」と明言しました。

その上で、民主党幹部に対し、バイデン大統領が自発的に身を引くように求める必要があると訴えました。

クルーニーさんは先月、ジュリア・ロバーツさんらと共に、バイデン大統領の再選に向けた資金集めイベントを主催したうちの一人でした。