ウクライナ イジュームの埋葬遺体“拷問の痕跡”も…戦争犯罪で捜査
ウクライナ軍がロシア軍から奪還した北東部ハルキウ州のイジュームでは、埋められていた大勢の遺体について戦争犯罪を調べる捜査が始まりました。
ウクライナ当局は、イジュームで見つかった集団墓地に440人以上の遺体が埋められているとしていますが、16日には戦争犯罪を調べる検察官も加わり、遺体の状況などの調査が行われました。現場を視察した知事は、遺体に拷問の痕跡もみられると明らかにしました。
ハルキウ州・シネグボウ知事「子供の遺体もあった。後ろ手に縛られた遺体もあった。何が起きたのか一つ一つ調べている 」
また、ゼレンスキー大統領もビデオ声明で強く非難しました。
ゼレンスキー大統領「拷問の明確な証拠がある。世界はこのすべてに反応しなければならない」
さらに、イジュームで起きたことはキーウ近郊のブチャと同様の戦争犯罪だと述べ、全容解明に向けて捜査を続けると強調しました。