中国・北京市の病院で18日に起きた火災で、新たに8人の死亡が確認され、亡くなった人は29人となりました。地元当局は19日に会見を行い、出火原因について、工事で出た火花が塗料に引火した可能性があると説明しています。

北京市内の病院で18日に起きた火災では、亡くなった人が29人となりました。このうち26人が入院していた患者で、このほかに患者の家族や病院のスタッフも亡くなったということです。出火した病棟は高齢者なども多く入院していて、亡くなった患者の大半は高齢者でした。

消防によりますと、火災があった病棟では当時、改装工事が行われていて、工事で出た火花が塗料に引火したことが出火原因とみられています。

警察当局は病院の院長や工事業者など12人を拘束し、取り調べています。