中国当局、去年デモに参加した元学生を拘束か 米大学が懸念の声明
中国で去年11月にゼロコロナ政策に抗議するデモに参加した元学生の女性が、その後に警察に拘束されたとして、アメリカの大学が懸念を示す声明を発表しました。
アメリカのシカゴ大学は18日、2017年まで在籍していた元留学生の秦梓奕さんが、去年11月末に起きたゼロコロナ政策に抗議するデモに参加した後、最近になって警察に拘束された可能性があるとして、深い懸念を示す声明を発表しました。
中国当局の検閲を受けないツイッターなどのSNS上にはデモに参加したことで警察に拘束されるなどと助けを求める他の女性の動画も投稿されています。
北京市内で抗議デモが起きた際には、現場では警察が拘束に乗り出さず帰宅を呼びかける場面もみられましたが、デモが沈静化した先月以降、参加者を特定し、ひそかに摘発を進めている可能性もあります。