「備えあれば憂いなし」 もしロシアが核兵器使ったら?NY市が“対応”マニュアル動画を公開
ニューヨーク市は11日、核兵器による攻撃を受けた際に取るべき行動を説明する動画を公開しました。動画を作ったきっかけは、ロシアによるウクライナ侵攻です。
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ニューヨーク市は11日、核兵器による攻撃を受けた際に、住民がとるべき行動を説明する動画を公開しました。
ニューヨーク市の動画
「理由は聞かないで。核攻撃をされました。OK? 何をする?」
まず1つ目のステップは、「1つ目は屋内に入ること。迅速に。建物の中に入って、窓から離れてください」。自動車の中はダメで、建物の中だと念押ししました。
2つ目のステップでは、「建物の中にとどまる。ドアと窓は全部閉めて」と伝え、爆発後に屋外にいた場合、すぐに体を洗い、服を袋に入れるとしています。
そして、最後に「情報収集してください」。当局から「安全」と言われるまで、屋内にとどまるよう指示しています。
ニューヨーク市 エリック・アダムズ市長
「備えあれば憂いなし。準備はしなければならない」
ニューヨーク市が今回の動画を作ったきっかけは、ロシアによるウクライナ侵攻です。プーチン大統領が、核兵器の使用も辞さない姿勢を示していることを念頭においた対応とみられます。
今回公開された動画について、ニューヨークの人に話を聞きました。
ニューヨークの人
「(動画は)人騒がせです。他に心配事はたくさんある。今日は暑すぎるし、そんなこと考えられません」
「心配するべき理由はある。怖いです」