ロシア軍が“集中攻撃”キーウ市当局「並外れた密度だった」 ミサイル等ほとんど迎撃も…破片落下で3人ケガ バフムトではウクライナ軍有利の状況か
ウクライナの首都キーウでは、16日未明にかけて、ロシア軍のミサイルなどによる集中的な攻撃が行われました。
キーウ市当局によりますと、16日未明にかけ、ロシア軍が無人機や巡航ミサイルなどでキーウを攻撃、「並外れた密度だった」としています。ミサイルなどはほとんどが迎撃されたということですが、破片が落下し、3人がけがしたということです。
ロシア国防省報道官「長距離精密誘導兵器でウクライナ軍に対し集中攻撃を行った」
ロシア側は16日、弾薬の保管所などを狙った集中攻撃だったと主張しました。一方で、ウクライナがイギリスから供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を発射したため、2日連続で「迎撃した」としています。
こうした中、激戦地となっている東部の要衝・バフムトについて、イギリス国防省は16日、ロシア側が中心部で前進しているものの、ウクライナ軍が南部や北西部で前進し、有利な状況になっているとの分析を公表しました。
ウクライナ軍は15日、市街戦を想定した実弾演習を実施するなど、近く始まるとみられる大規模な反転攻勢への準備を進めています。