ヨーロッパ各地で記録的な暖冬となり、各地のスキー場や海辺で異変がおきています。

クロアチアのスキー場では積雪がなく、コースに沿って積もっているのは人工雪です。ウインターシーズンですが、予約のキャンセルもあり、ゲレンデは閑散としています。

スイスのスキー場の衛星写真では、昨シーズンと比べると今シーズンのものは白い部分、積雪が大きく減っているのがわかります。

暖冬の傾向はヨーロッパ各地で続いていて、スペインの気象当局によると4日、最高気温が20℃となり、観測開始以来107年ぶりとなる暖かさとなりました。海辺では1月にもかかわらず、季節外れの海水浴をする人も見られました。

オランダからの観光客「ビーチを散歩して太陽を浴びて、いい天気だね。オランダは今の時期ずっと雨なんだ。だから来たんだよ」

こうした中、フランスのパリでは「気候変動に対する政府の無策は犯罪だ」と訴える活動家らが首相官邸の門にペンキを吹き付け、逮捕されました。