ケニア中部の学校で火災、少なくとも17人が死亡
ケニア中部の学校で6日、火災があり、男子生徒ら少なくとも17人が死亡しました。
ロイター通信などによりますと、ケニア中部・ニエリの寄宿学校で、5日から6日にかけての深夜に火災があり、地元警察は生徒17人が死亡したと発表しました。亡くなったのは9歳から13歳の男子生徒で、火災のあった寮には、およそ150人の生徒が住んでいたということです。
今回の火災の原因は特定されていませんが、ケニアのルト大統領はSNSで「責任者を追及する」と述べていて、当局が放火の可能性も含め捜査するとみられます。
ケニアでは学校への放火が多発していて、2015年から2016年にかけては、350もの学校で火災があったとの統計も発表されています。
ケニアで学校への放火が繰り返されている背景について、専門家は、「学校への放火はケニアの若者たちが社会の不平等に対し抗議するための手段として行っている」と分析しています。