ロシアの民間軍事会社ワグネルは24日、南部の主要都市を掌握したと宣言しました。プーチン大統領は「反乱」だとしてこれを鎮圧する方針ですが、ワグネルの部隊はモスクワを目指して北上している可能性があります。この事態を受けウクライナのゼレンスキー大統領は、「ロシアでは隠しきれないほどの混乱が起きている」などとコメントしました。

ロイター通信によりますと、ゼレンスキー大統領は24日、「ロシアでは隠しきれないほどの混乱が起きている」「ロシアが軍隊や傭兵をウクライナに長く駐留させればさせるほど、後々、より多くの問題を抱えることになる」とコメントしました。

ウクライナを支援するアメリカやフランスなども、「状況を注視している」としています。

また、イギリスは、「ロシア全土でさらなる動乱が起きる恐れがある」として、ロシアへの渡航を控えるよう改めて勧告しました。