FTX新CEO、米公聴会でずさんな経営実態を証言 旧経営陣を厳しく批判
先月経営破綻した暗号資産の交換所を運営する「FTXトレーディング」の新たなCEOが、アメリカ議会の公聴会でずさんな経営の実態を証言しました。
エネルギー会社「エンロン」の破綻処理を手がけたことで知られるジョン・レイCEOは13日、議会の公聴会に出席し、旧経営陣を厳しく批判しました。
FTXトレーディング ジョン・レイCEO「記録管理が全くされていないのは見たことがない。内部統制が全くできていない」
ジョン・レイCEOはこのように述べた上で、「経験不足の少数の個人にコントロールが集中していたことが破綻の原因だと思われる」と述べました。
また、アメリカの検察当局は、バハマで逮捕された前CEOのサム・バンクマン・フリード容疑者を詐欺やマネーロンダリングなど8つの罪で起訴しました。アメリカメディアは、刑期は最長で115年になる可能性があると伝えています。