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プーチン大統領 和平交渉開始の条件は“ウクライナの4州からの撤退”

2024年6月14日 21:44

ロシアのプーチン大統領は14日、ウクライナに対し、和平交渉開始の条件として、一方的に併合を宣言した4州からの撤退を求めました。ウクライナ側の和平案を協議する「平和サミット」が15日から始まるのを前に西側諸国などをけん制した形です。

プーチン大統領は14日、ラブロフ外相らとの会談の中で、ウクライナに対し、「新たな真の和平提案だ」とした上で、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナの4州からの撤退を要求しました。

これに加えてウクライナがNATO=北大西洋条約機構への加盟計画を放棄すれば、ただちに和平交渉を開始するとしています。

欧米などとウクライナは15日からウクライナ側の和平案について協議する「平和サミット」を開く予定ですがこれを前にけん制したかたちです。

ロシアは平和サミットに招待されておらず、プーチン大統領は、「ロシアとの誠実で責任ある対話なしには平和的解決には近づけない」と主張しました。

これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は、要求を受け入れたとしても、プーチン大統領は 攻撃をやめないだろうと述べ、和平提案は信用できないと反発しています。