ゼレンスキー大統領“東部奪還”の意向 強く表明
ロシア軍による激しい攻撃が続いていた、ウクライナ東部ルハンシク州の要衝セベロドネツクについて、地元市長は25日、町が完全にロシア軍に制圧されたと明らかにしました。
セベロドネツク市長「町はロシア軍に全面的に占領されています」
また、市長はロシア側が街の「司令官」を一方的に任命したと明らかにしています。ロシア側は東部ルハンシク州の完全制圧を目指していて、州内のウクライナ軍最後の拠点であるリシチャンシクへの攻勢を強めています。
一方、ゼレンスキー大統領は東部奪還の意向を強く表明しました。
ゼレンスキー大統領「わたしたちのすべての都市、セベロドネツク・ドネツク・ルハンシク、我々はすべてを取り戻す」
こうした中、ロシアのプーチン大統領は盟友関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、核兵器も搭載できる弾道ミサイルを数か月以内に提供すると表明しました。
ベラルーシと国境を接するリトアニアやポーランドなど、西側諸国に対する圧力を強める狙いがあるものとみられます。