ブラジルとスペイン「サル痘」による死者確認 アフリカ以外で初の死亡例
南米のブラジルとヨーロッパのスペインで29日、いずれも国内で初めてとなる「サル痘」への感染による死者が確認されました。アフリカ以外での初の死亡例とみられるということです。
ブラジル保健省は29日、南東部ミナスジェライス州でサル痘に感染した41歳の男性が死亡したと発表しました。男性はもともと血液のがんで免疫力が低下し、治療を受けていたということです。ロイター通信によりますと、アフリカ以外での初の死亡例とみられるということです。
また、スペインでも29日、初めてサル痘感染による死者が確認されました。
サル痘についてWHO=世界保健機関は27日、これまでに78か国で1万8000人以上が感染し、アフリカで5人が死亡したと発表していました。