北ミサイル 韓国軍関係者「今まで発射したものとは異なる」 “固体燃料式”で把握が困難か
北朝鮮が13日朝に発射した弾道ミサイルについて、韓国軍関係者は、固体燃料式の新型ICBM(=大陸間弾道ミサイル)の可能性があるとの見方を示しました。
韓国軍によりますと、北朝鮮が13日朝に発射したのは中距離以上の弾道ミサイル1発で、通常より高い角度のロフテッド軌道で発射され、およそ1000キロ飛行したとしています。
韓国軍関係者は「今まで発射したものとは異なる新たなミサイル」だとして、2月の軍事パレードで公開した固体燃料式の新型のICBMの試験発射だった可能性があるとの見方を示しました。固体燃料式は従来の液体燃料式に比べて発射の準備時間が短いため、発射の兆候を把握するのが難しくなります。
韓国政府は、緊急の国家安全保障会議を開いてミサイル発射を非難するとともに、先月、日韓首脳会談で正常化した軍事情報を共有する協定(=GSOMIA)を通じて日本やアメリカとの情報共有を強化するとしています。