民主化運動から3年 香港出身者ら都内でデモ “救い出したい…香港人だけの力では達成できない”
香港で民主化を求める大規模なデモが行われてから3年になるのにあわせ、香港出身者らが都内で12日、デモ行進を行い、「香港に自由を」などと声を上げました。
デモ行進には香港出身者らおよそ150人が参加し、渋谷や表参道などを練り歩きながら、「香港に自由を」などと声を上げました。
香港では3年前の6月に民主化を求める大規模なデモが行われましたが、翌年に反政府デモなどを取り締まる「国家安全維持法」が施行されると、香港でのデモは激減し、民主化運動の舞台は日本など国外へと移りました。
デモを開催した団体のメンバー、李イ(※)棠さんは香港について、人々の行動が当局に監視され、「中国に同化させられ、報道や言論の自由のない街となった」と訴えました。
香港出身・デモ開催団体メンバー 李イ棠さん
「一刻も早く香港をこういった(自由のない)状況から救い出したいと思っていて、それを達成するのは、香港人だけの力では達成できないと思う。だからこそ海外でこうした活動をする必要性があると思う」
李さんは「終わりのない戦いのようにみえるが、香港人はあきらめない」と活動を続けていく方針です。
※イは王ヘンに韋