ウクライナ南部オデーサに再攻撃 少なくとも1人死亡、22人ケガ 世界遺産の歴史地区大聖堂も被害、ユネスコは「ロシア軍による恥知らずな攻撃に深く落胆」
ウクライナ南部のオデーサが23日、再び攻撃され、少なくとも1人が死亡、22人がケガをしました。この攻撃で、世界遺産である歴史地区の大聖堂も被害を受けました。
AP通信などによりますと、23日のオデーサへの攻撃では、少なくとも1人が死亡、子どもを含む22人がケガをしました。街のランドマークの一つ、救世主顕栄大聖堂も被害を受けました。大司教は、ミサイルが建物の地下まで貫通したと話しています。
大聖堂のある歴史地区は今年1月、ユネスコの世界遺産に登録され、紛争などで危険にさらされている「危機遺産」にも登録されていました。
ユネスコは23日、「ロシア軍による恥知らずな攻撃に深く落胆し、最も強い言葉で非難する」とコメントを発表しています。
一方、ロシア国防省は声明を発表し、大聖堂への攻撃を否定した上で「ウクライナの対空誘導ミサイルの落下によるものだ」と主張しました。