ウクライナ軍、南部ヘルソン州奪還へ攻勢強める
ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナ軍は南部ヘルソン州の奪還に向けて攻勢を強めています。
イギリス国防省は28日、南部ヘルソン州で「ウクライナ軍の反攻が勢いを増している」との分析を公表しました。またこの中で、ウクライナ軍が周辺の主要な橋を破壊し、ロシア軍の占領下にあるヘルソン市を孤立させているとしています。
ウクライナのゼレンスキー大統領も27日の声明で、この地域の橋を攻撃したと述べた上で、占領された地域を奪還していくと強調しました。
こうした中、ロシア軍は制圧を目指す東部ドネツク州で攻撃を続けています。地元州知事は28日、前日のロシア軍の攻撃により、市民5人が死亡したことを明かしました。
また、ロイター通信は、ロシア軍がドネツク州にあるウクライナ第二の発電所を占領したと伝えています。