“停戦”どうなる…ロシア代表団は会場入り
ロシアのウクライナ侵攻による戦闘が続いています。こうした中、ロシアの侵攻後初めてとなる、ロシアとウクライナの代表団による会談がまもなく行われる見通しです。停戦に向けた進展があるか注目されます。
会談は現地時間の正午頃、日本時間の午後6時頃にウクライナとベラルーシの国境付近で行われる見通しです。ロシア代表団は会場入りしていて、ロシアメディアによりますと、ウクライナ代表団を待っているということです。一方、ウクライナの代表団はベラルーシに到着したと伝えています。
会談は当初、ウクライナ側とロシア側で開催地や前提条件などで難航していましたが、ウクライナのゼレンスキー大統領が27日、ベラルーシのルカシェンコ大統領と電話会談し、今回の会談は、「前提条件なし」ということで合意したということです。
ウクライナでの戦闘では、ロシア国防省が27日、ロシア軍に死者が出ていることを初めて公式に認めました。
ロシア側は情報戦略上、自らの軍の死傷者を積極的に発表してきませんでしたが、ウクライナ側の抵抗が激しく、被害への言及を避け続けることが難しくなったとみられます。
ロシア側は28日、会談でウクライナ側に、改めて非武装化などを求めてくるものとみられますが、難航が予想され、停戦に向けた道筋でわずかでも前進できる合意ができるのかが注目されます。