香港の郵便当局は、アメリカ向けの郵便物の引き受けを一時的に停止すると発表しました。

香港政府の郵便当局は16日、アメリカ向けの郵便物の引き受けを一時停止すると発表しました。船便については即日、航空便については今月27日から停止するということです。

アメリカ政府が来月2日から800ドル未満の輸入品に対する免税措置を停止するほか、香港からアメリカ向けの郵便物への関税を引き上げると発表したことを理由としていて、対抗措置をとった形です。アメリカの免税措置の停止をめぐっては、中国系の格安通販サイト「SHEIN」や「Temu」などへの影響が懸念されています。

郵便当局は、「アメリカはいじめのように関税措置を乱用しており、香港側がアメリカにかわって関税を徴収することはない」と非難しています。