ウィリアム皇太子とヘンリー王子の兄弟が17日、そろって軍服を着て、エリザベス女王の棺（ひつぎ）の警護を務める予定です。地元メディアは、ぎくしゃくしてきたヘンリー王子と王室側との「和解の動きとみられる」と伝えています。

BBCによりますと、ウィリアム皇太子とヘンリー王子は17日、ウェストミンスターホールに安置されているエリザベス女王の棺の警護を務める予定です。

その際、ウィリアム皇太子とヘンリー王子はそろって軍服を着るということです。

ヘンリー王子は、王室離脱後も軍の名誉職にとどまることを強く希望していましたが、エリザベス女王はこれを認めませんでした。

そのため王室離脱以降、公の場所での軍服の着用は認められず、棺がウェストミンスターホールに移される時も、他のロイヤルファミリーが軍服を着る中、ヘンリー王子はモーニング姿で付き添っていました。

ヘンリー王子の軍服の着用を認めたのは、チャールズ新国王の意向で、イギリスメディアは「王室離脱以降、関係がぎくしゃくしていたチャールズ新国王とヘンリー王子の間の、新しい和解の動きだと考えられる」と伝えています。