ロシア黒海艦隊のミサイル巡洋艦が爆発「重大な損害」 ウクライナ側は攻撃主張
ロシアによる侵攻が続くウクライナでロシア黒海艦隊のミサイル巡洋艦が爆発を起こし「重大な損害」を被ったと、ロシアメディアが伝えました。ウクライナ側はミサイルで攻撃したと主張しています。
爆発があったのはロシア黒海艦隊の旗艦であるミサイル巡洋艦「モスクワ」です。ロシア通信によりますと船で火災が発生し、弾薬に引火して爆発を起こしました。「重大な損害」を被ったとしていますが、乗組員は退避したとしています。
一方、ロイター通信によりますと、ウクライナ側は対艦ミサイル「ネプチューン」2発で攻撃を行ったと主張しています。
ロシア海軍は侵攻開始以降、ウクライナに対して黒海から巡航ミサイルで攻撃を行い、地上に展開するロシア側の部隊を支援してきました。
一方で、ロシア側は南東部マリウポリの完全掌握に向けて攻勢を強めていて、ロシア国防省は13日、マリウポリにある商業用の港を「完全に解放した」と発表しました。アメリカの政策研究機関はロシア軍がウクライナの部隊を市内の2か所で包囲していて今後1週間以内にマリウポリを占領する可能性が高いと分析しています。