イスラエル軍“広範な攻撃計画準備” ガザ地区への地上侵攻にいつ踏み切るのか、緊張高まる
イスラエル軍は14日、「広範な攻撃計画を準備している」と明らかにしました。ガザ地区への地上侵攻にいつ踏み切るのか、緊張が高まっています。
イスラエル軍は14日、「陸、海、空からの複合的な攻撃を含む広範な攻撃計画の準備を進めている」と発表しました。「重要な地上作戦に重点を置き、次の段階に備え準備態勢を強化している」としていて、パレスチナ自治区ガザへの地上侵攻にいつ踏み切るのか、緊迫した状況が続いています。
イスラエル軍はガザ北部の住民に対し、南部へ退避するよう警告し、日本時間の14日午後10時までは危害を加えないと発表していました。
パレスチナを支援する国連機関によりますと、この12時間で数十万人が避難したということです。
イスラエル軍とイスラム組織「ハマス」の武力衝突はこれまでに、イスラエル側で少なくとも1300人が死亡、パレスチナ側ではガザ地区で2215人が死亡し、双方の死者はあわせて3500人以上にのぼっています。
ロイター通信などによりますと、ハマスはイスラエル軍の空爆により、これまでに人質22人が死亡したと主張。一方、イスラエル軍はハマスに拉致されたイスラエル人の遺体がガザ近郊で発見されたと明らかにしました。