北京五輪“バブル外”メディアセンター 感染対策は…
北京オリンピックの開会式まであと3日となった2月1日、メディアセンターがオープンしました。「バブルの中に入れない」海外の記者向けの施設です。
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北京オリンピックの開会式まであと3日となった2月1日、メディアセンターがオープンしました。
記者(中国・北京)
「ここが“メディアセンター”ということですね。中に入ってみたいと思います」
厳格な新型コロナ対策がとられている北京オリンピックでは、関係者と外部を遮断する、いわゆる「バブル方式」を採用していますが、このメディアセンターは、「バブルの中に入れない」海外の記者向けの施設になります。
バブルの外とはいってももちろん、感染対策は万全です。
記者
「私が危険な感染地域に行ってないことを証明するコード、これを表示しないと中に入れないと」
行動履歴など、いくつかのチェックを終えて中に入ると、北京オリンピックのマスコットの人形や水筒などのグッズ、さらに中国の文化を紹介するコーナーなどが用意されていました。
記者
「習近平国家主席の本が並んでいます。いろんな言語の本が並んでいますね」
いくつの言語で訳されているか聞いてみると…
「2つです」「でもね、それぞれ、違うみたいですね」
記者
「スタッフも何か国語もわからない状態です」
そして、始まったのがセンター内を案内するツアーです。
記者
「いま世界各国のメディアがあつまって、紹介のツアーが始まったのですが、かなり密な状態になっていますね」
担当者が施設を案内してくれますが、話も聞こえないほど、かなり密な状態となっていました。
フロアを移動する際もエスカレーターが大渋滞。
記者
「もう、ついてこられていませんね、メディアが」
さらに気になるのが食事です。
記者
「パーティションで区切られていて、1人ずつのスペースがかなり狭くなっていますね」
ここではロボットではなく自分で料理を運びますが、ビュッフェスタイルで、肉まんやギョーザなどが用意されていました。
中国当局は、ここから文化や最新技術なども海外へ発信したい考えです。