イスラエル軍“エジプトとの境界掌握” ラファで軍事作戦強化
ガザ地区南部ラファでの軍事作戦を強化しているイスラエル軍は29日エジプトとの境界を掌握したと発表しました。
イスラエル軍の報道官は29日、長さおよそ14キロにわたるガザ地区南部とエジプトの境界を掌握したと述べました。
イスラエル軍は、境界の地下にはトンネルがあり、エジプト側からイスラム組織ハマスに武器や物資が渡っていると主張してきました。
これまでに「20のトンネルを発見した」としています。エジプト側は、国営メディアを通じて「事実ではない」とする政府高官の話を伝え、イスラエル側の主張を否定しています。
南部ラファではイスラエル軍が戦車をラファ中心部まで進めるなど軍事作戦を強化しています。空爆や砲撃も続いていてガザ保健当局は29日、19人が死亡したとしています。
イスラエルの国家安全保障顧問は、軍事作戦は少なくとも今年いっぱいは続くとのべ戦闘が長期化するとの見方を示しています。