台湾大地震 ビル5日解体へ 「孤立」救助は 花蓮県から中継
台湾での地震の被害の大きかった東部の花蓮県から中継です。
こちらのビルは、地震で低層階が押しつぶされ、大きく傾いています。取材中にもビルを固定するための土砂が積まれていき、周囲にはバリケードが設けられました。地震からわずか3日目の5日にはビル全体を解体する作業に入るということです。
揺れの大きかった花蓮県では、地震で複数の建物が倒壊しました。倒壊の危険がある建物が今後、取り壊されるということで、15分だけという許可を得て、住民らが荷物を運び出し、引っ越し作業に追われる姿も見られました。
荷物を取り出す女性「(15分で時間は足りる?)短すぎて足りない。これが私の財産」
――700人以上の方が孤立状態とのことですけど、救助は進んでいるのでしょうか?
花蓮県で孤立している人のうち、多くは渓谷の景勝地のホテルに取り残されているとみられていますが、救出を拒んでいるのが落石などによる道路の寸断です。
救援隊も中に入ることができず、4日朝、ドローンを使った捜索により、ホテルの従業員がトンネル内に閉じ込められていることがわかりました。
5日には一時的な雨も予想される中、ホテルに残された人々の救出作業が急がれています。