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トランプ氏“34件の重罪”全て無罪主張 「分断」象徴の場面も…

2023年4月5日 5:52

ポルノ女優に不倫の口止め料を支払ったとされる問題をめぐり起訴されたアメリカのトランプ前大統領は、ニューヨークの裁判所で罪状認否にのぞみ、無罪を主張しました。

法廷で全ての罪について無罪を主張したトランプ氏は、日本時間5日午前4時半頃に裁判所を後にしました。

裁判所の前では、トランプ支持者と反トランプ派がバリケードを隔てて対峙(たいじ)し、それぞれ抗議の声を上げるなど、分断が深まるアメリカを象徴する場面も見受けられました

トランプ氏は日本時間5日午前2時半頃、手をふって裁判所の中に入りました。

アメリカメディアによると、指紋採取などの手続きがはじめに行われたということです。その後、15階にある法廷に険しい表情で移動し、起訴内容に関する罪状認否にのぞみました。

現地メディアによると、起訴状は16ページに及び、トランプ氏は、不倫の口止め料を支払ったとされる問題に関連した記録の改ざんなど34件の重罪で起訴され、全て無罪を主張したということです。

罪状認否を終えたトランプ氏は日本時間5日午前4時半頃、無言で法廷を後にしました。

トランプ氏はこの後、南部フロリダ州の自宅に戻り、支持者らを前に演説を行う予定です。