事実上の独裁体制が40年近く続くカンボジア 総選挙の投票始まる 与党の圧勝確実視
フン・セン首相による事実上の独裁体制が40年近く続くカンボジアで、総選挙の投票が始まりました。フン・セン首相が長男への権力世襲を目指す中、有力野党は排除され、与党の圧勝が確実視されています。
5年に1度行われるカンボジアの総選挙は、現地時間午前7時に投票が始まりました。カンボジアは、フン・セン首相が40年近く権力を握り、事実上の独裁体制が続いています。
今回の総選挙は、有力野党・「キャンドルライト党」の参加が認められず、フン・セン首相が率いる与党・人民党の圧勝が確実視されています。
フン・セン首相は総選挙での圧勝を機に長男のフン・マネット氏に首相職を譲りたい考えで、選挙戦で政権批判を封じ込める動きを強めています。