アメリカのホワイトハウスは9日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区北部で1日4時間の戦闘休止を行うことを発表しました。

アメリカ・ホワイトハウスは9日、イスラエルがガザ地区北部で人道目的のため1日4時間、戦闘を休止すると発表しました。支援物資の搬入や民間人の退避、人質の安全な解放につながるとしています。

一方、バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に対し、人質解放のため、3日間よりも長い期間の戦闘の一時休止を求めたことを明らかにしました。

バイデン大統領「（Q．3日間の戦闘の休止を求めたか）もっと長い戦闘の一時休止を求めた」

人質の解放に向けた仲介の動きも活発化しています。ロイター通信は9日、アメリカのCIA（＝中央情報局）とイスラエルの情報機関モサドのトップが、イスラム組織ハマスとの仲介役を務めるカタールを訪問し、首相と人質の解放に向け協議したと伝えました。

また、ハマスは最高幹部が9日、エジプトを訪問し、情報機関のトップと会談したと明らかにしました。

一方、ハマスと共闘する過激派組織「イスラム聖戦」は、人質に取っているとする高齢女性と少年2人の映像を公開し、解放する用意があるとしました。人質をめぐる交渉を有利に進めるために公開した可能性があります。