英キャメロン外相、劣勢が伝えられる来月の総選挙めぐり「保守党の勝利も可能だ」
イギリスのキャメロン外相は、13日、外国メディア向けに会見し、与党・保守党の劣勢が伝えられている来月の総選挙をめぐり、「保守党の勝利も可能だ」と述べました。
来月に行われるイギリスの総選挙をめぐっては、最新の世論調査で、与党・保守党が、最大野党の労働党におよそ20ポイントの大差をつけられるなど劣勢が伝えられていて、政権交代の見通しが強まっています。
こうした中、キャメロン外相が13日、外国メディア向けに会見し、「保守党の勝利も可能であり、そのために私は動いている」「スナク氏が率いる政権で外相を続けることを強く望んでいる」と強気の姿勢を示しました。
その上で、「労働党の政権は、国民が望むことを何一つ与えることはないだろう」と述べ、労働党側をけん制しました。
一方、労働党のスターマー党首は13日、総選挙におけるマニフェストを発表しました。
マニフェストでは、経済成長やクリーンエネルギーの促進、教育改革など5つの目標を掲げた上で、「保守党の失敗によってイギリス国民の自信が奪われた。我々労働党が国を再建しなければいけない」として、改革を進める方針を強調しました。