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“反プーチン”ナワリヌイ氏死亡 ロシア当局が発表

2024年2月16日 23:57

ロシアの反体制派の指導者で、去年12月に北極圏の刑務所に収監されたナワリヌイ氏が16日、死亡したと、ロシア当局が発表しました。

収監先の刑務所を管轄するロシア刑務局の発表によりますと、ナワリヌイ氏は16日、散歩の後、気分が悪くなり、意識を失ったということです。医療チームが駆けつけ、蘇生措置を行いましたが、その後、死亡が確認されたということです。ナワリヌイ氏の弁護士の1人は、ロシアの独立系メディアに「同僚が14日に一緒にいたが、そのときは正常だった」と話しています。

ナワリヌイ氏は元・野党の指導者で、プーチン政権批判の急先鋒として知られていました。現在は、政権を批判した「過激主義」などの罪で服役していて、3月に行われる大統領選挙に向け、支援者らと、プーチン大統領の落選運動を展開していました。

ロイター通信によりますと、ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、訪問先のドイツで「彼は明らかにプーチンによって殺された」との見方を示し、「プーチンは自分のしたことへの責任を問われなければならない」と非難しました。また、ドイツのショルツ首相は「ロシアには、もはや民主主義はない」と述べています。