各国首脳などから批判の声相次ぐ ナワリヌイ氏死亡…ロシア当局が発表
ロシア当局が反体制派指導者、ナワリヌイ氏が死亡したと発表したことを受け、各国首脳などから批判の声が相次いでいます。
ロシア刑務局は、反体制派指導者で、去年12月に北極圏の刑務所に収監されたナワリヌイ氏が、16日に死亡したと発表しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、訪問先のドイツで「彼は明らかにプーチンによって殺された」との見方を示し、「プーチンは自分のしたことへの責任を問われなければならない」と非難しました。また、ドイツのショルツ首相は「ロシアには、もはや民主主義はない」と述べています。
アメリカのブリンケン国務長官は、「ナワリヌイ氏への執着と恐怖は、 プーチン体制の弱さと腐敗を浮き彫りにするだけだ」と指摘し、「責任はロシアにある」と非難しました。
イギリスのキャメロン外相は自身のXに「プーチン大統領率いるロシアはナワリヌイ氏の容疑をでっちあげ、毒を盛り、北極の流刑地に送った」との見解を示し、プーチン大統領がナワリヌイ氏の死亡に責任を負うべきだとした上で、「誰もがプーチン政権の恐ろしい性質を確信している」と投稿しました。
また、カナダのジョリー外相もXに「ナワリヌイ氏死亡の報道は、プーチン大統領が抑圧的な政権を続けていることを再認識させる」と投稿し、非難しました。