韓国・尹大統領、羽田─金浦線再開へ“今月中に準備進める” 日韓議連・額賀会長らと面会
韓国の尹錫悦新大統領は11日、日本の超党派の国会議員らと面会し、運休している羽田と金浦空港の航空路線再開に向け、今月中に準備を進める考えを明らかにしました。
尹錫悦大統領は、11日午後、日韓議員連盟の額賀会長らと面会しました。その中で尹大統領は、羽田と金浦空港の航空路線を再開させるために、今月中に空港の準備を進める考えを明らかにしました。日本向けの出国者の検査を事前に行う一方で、日本側に隔離の免除を要望し、人的交流を活発化させたいとしています。
これに対し、額賀会長は、岸田総理大臣が水際対策を緩和する考えを表明していることから、「6月にはシャトル外交が展開できる」との見通しを示しました。
額賀会長によりますと、面会では、いわゆる元徴用工をめぐる問題などに具体的な言及はなかったものの、尹大統領は「歴史問題を国内政治に使うことには反対」との考えを表明。早期の関係改善が必要との認識で一致しました。
また、尹大統領は北朝鮮による日本人の拉致問題について、日本の立場を支持する考えを示したということです。