「Google Play」外部決済システムの利用可へ
アメリカのIT大手グーグルは、スマートフォンなどのアプリで利用者が外部の決済システムを利用して支払いができるようにすると発表しました。
グーグルはこれまでスマートフォンなどの「Google Play」のアプリで利用者が支払いをする際、独自の決済システムを使うよう制限していましたが、今後は、アプリの開発業者が用意する外部の決済システムが使えるようになります。
ゲーム以外のアプリを対象に日本やオーストラリア、インドなどで試験的に行われるもので、今月1日から順次、仕様が変更されているということです。
一方、グーグルに対し、アプリ開発業者は手数料として売上の15~30%を支払っていますが、外部決済を使った場合、手数料は4%引き下げられ、11~26%になります。
「Google Play」がアプリの決済システムを制限して大きな手数料収入を得ていることについては、日本の公正取引委員会をはじめ各国の当局などが独占禁止法に違反するのではと指摘していました。
アップルの「App Store」にも同様の指摘があり、アップルはこの春から、音楽や電子書籍などのアプリで支払いの外部決済を認めています。