NATO加盟を優先…ゼレンスキー大統領、ロシア支配地域の奪還棚上げも
ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアとの停戦の前提として、NATO=北大西洋条約機構への加盟を優先し、ロシアの支配地域の奪還を一時的に棚上げする可能性に言及しました。
ゼレンスキー大統領はイギリスメディアが29日に報じたインタビューの中で、ロシアとの停戦を受け入れる前提として、「ウクライナが現在支配している地域を早急にNATOの傘下に置くべきだ」と訴えました。
残りの領土はNATO加盟後に外交的な手段で取り戻せると述べていて、ウクライナ東部など、ロシアの支配地域の奪還を一時的に棚上げする可能性に言及した形です。
ゼレンスキー氏はプーチン大統領が停戦発効後に再度侵攻してくることを防ぐための保証が必要で、NATO加盟は不可欠だとしています。
NATO側に対して、ゼレンスキー氏は加盟交渉の開始を繰り返し求めていますが、道筋は不透明です。
最終更新日:2024年11月30日 19:51