ロシア軍が北から国境を越えて新たに侵攻しているウクライナ北東部ハルキウ州について、ロシア国防省は11日、5つの集落を掌握した、と発表しました。

ロシアと国境を接するハルキウ州についてロシア国防省は11日、「5つの集落を掌握した」と発表しました。地元知事は「戦闘はまだ続いている」「ロシア軍による防衛線の突破の試みは阻止された」とSNSに投稿しましたがロシア軍がハルキウ州の北部に足場を築きつつあるとの見方が強まっています。ウクライナからロシア国内への砲撃などが相次いでいるためこうした攻撃を防ぐための緩衝地帯を作る狙いもあるとみられています。

一方、ロシア側が支配するルハンシク州では10日、ウクライナ軍による攻撃がありました。地元トップによりますと石油貯蔵施設が炎上したほか、3人が死亡したということです。