米中高官が会談 米サリバン補佐官は“対話維持する重要性”を強調
アメリカのサリバン大統領補佐官と、中国の楊潔チ政治局員が13日、ヨーロッパのルクセンブルクで会談しました。サリバン補佐官は、米中間の競争を管理するため対話を維持する重要性を強調しました。
ホワイトハウスの発表によりますと、会談は、ルクセンブルク市内で4時間半にわたって行われました。
会談では、国際社会の安全保障や米中2国間の主要課題が話し合われ、「実質的、かつ生産的な議論だった」としています。
サリバン補佐官は、米中間の競争を管理するため対話を維持する重要性を強調したほか、国連安保理の北朝鮮への追加制裁の決議の採択で、中国が拒否権を行使したことに直接懸念も伝えたということです。
一方、楊氏は「台湾問題は中米関係に破滅的な影響を及ぼしかねない」とした上で、「アメリカが台湾問題を利用して中国を牽制しようとすれば、そのリスクはますます高まる」とクギを刺しました。