ロシア軍がショッピングモール攻撃…国連安保理で緊急会合 ゼレンスキー氏“ロシアはテロ国家”
ウクライナでショッピングモールが攻撃されたことを受け、国連安全保障理事会の緊急会合が開かれ、ゼレンスキー大統領はロシアを「テロ国家」と呼んで強く非難しました。
中部クレメンチュクのショッピングモールにロシア軍のミサイルが着弾した瞬間だとする映像。ゼレンスキー大統領が自身のSNSに投稿したもので、辺りは炎と黒い煙に包まれ、ガレキが飛び散っています。
また、近くの公園のカメラは衝撃で大きく揺れ、空からガレキが落下し、人々が池に飛び込むなど逃げ惑う様子が分かります。
ウクライナ大統領府の副長官によりますと、少なくとも20人が死亡、59人がケガをしたということで、犠牲者はさらに増える恐れがあります。
この攻撃を受け、国連安保理は28日、緊急会合を開きました。
オンラインで出席したゼレンスキー大統領は、ロシアを「テロ国家」と呼んで強く非難し、国連総会や安保理での権利を剥奪するよう求めました。
ゼレンスキー大統領「国連総会におけるテロ国家の代表団の権限を剥奪することを強く求める、それは可能であり必要なことだ」
また、大統領の呼びかけで、ロシアを含むすべての安保理理事国が犠牲者に黙とうをささげました。
しかし、その後、ロシアの国連次席大使は、ゼレンスキー大統領の演説について、「より多くの武器を獲得するためのPRだ」と反発しました。