7日に3回目の停戦に向けた協議へ~ウクライナメディア
ウクライナでは5日、ロシア側との合意のもと、激戦地から民間人を脱出させる避難ルートが設置される予定でした。しかし、ウクライナ側が「ロシアが攻撃をやめていない」などと主張し、避難を取りやめる事態となっています。
ウクライナとロシアは、南東部のマリウポリなど2つの地域で、日本時間5日午後4時から民間人を避難させるためのルートを設置することで合意していました。
その間、ロシア側は攻撃をしない取り決めとなっていましたが、ウクライナ当局は、「ロシア軍が攻撃を続けている」として、住民の避難を延期したと発表しました。
一方、ロシアのプーチン大統領は航空会社の女性スタッフとの懇談会のなかで、「ウクライナ側が民間人の退避を妨げた」と主張しています。
マリウポリでは、砲撃で住宅などが崩れ、200人が下敷きになった恐れがあるとロシアメディアは伝えています。首都キエフ近郊でもおよそ100人が生き埋めになっている可能性があるということです。
アメリカの国防総省高官は4日、ロシア軍がこれまでにミサイルを500発以上発射したと分析しています。
ウクライナメディアによりますと7日に3回目の停戦に向けた協議が行われる見通しです。