感染再拡大も規制緩和 入国者“隔離免除”を再開 タイ
感染が再拡大しているタイですが、2月1日から入国者への規制が緩和され、ワクチン接種を条件に、入国者へ隔離免除の制度が再開されました。
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オミクロン株の感染が拡大しているタイ。(感染者 244万7964人 死者 2万2185人 タイ保健省 2月1日発表)
2月1日、規制を緩和する動きがありました。
記者(タイ・スワンナプーム国際空港)
「タイ政府は、オミクロン株の影響で一時停止していた、入国者の隔離を免除する制度の受け付けを、きょうから再開しました」
1日からワクチン接種を条件に、入国者への隔離免除の制度が再開されたのです。
これまで、対象地域は日本を含む63の国と地域でしたが、全世界に拡大。ただし、到着後1回だったPCR検査を2回に増やします。
タイ・スワンナプーム国際空港 責任者
「スワンナプーム国際空港は、政府関係者と団結して、観光客を万全にお迎えできると確信しています」
期待される観光客の増加。バックパッカーの聖地と言われるバンコクのカオサン通りでは…
土産物店
「(対象を全世界に広げた)今回の隔離免除はいいと思う」
期待の声もある一方で、この通りでは去年末、旅行者によるクラスターが発生しました。
飲食店
「(クラスターを)少し心配しています。カオサン通りでは入口で抗原検査をするし、ここで働く人は3日ごとにコロナの検査を受けることになったので」
タイ政府としては、オミクロン株による重症化率は低いとして、観光業の回復を優先させる考えです。