感染状況改善 仏政府、規制緩和計画を発表
フランス政府は、新型コロナウイルスの感染状況が改善し始めたとして、来月から、段階的に規制を緩和する計画を発表しました。
カステックス首相は20日、早い時期にオミクロン株が拡大した地域では、感染者数が減少傾向にあるとして、来月2日から屋外でのマスクの着用やテレワークの義務などを解除すると発表しました。さらに来月16日からは、バーでの立ち飲みや、映画館での飲食などを認め、ディスコも再開するとしています。
一方、ワクチン接種については、さらに加速させるとして、今月24日から、接種の完了や検査の陰性などを証明する「衛生パス」を「ワクチンパス」に変更するほか、追加接種の対象年齢も12歳以上に拡大するということです。
こうした中、パリでは、先週に続き、教員らが政府に対し、感染対策の改善などを求め、ストライキを行いました。ストライキの影響で、一部の学校では学級閉鎖となるなど、教育現場では混乱が続いています。