潜水艇 水圧で押しつぶされ大破…5人全員死亡か 海底から“破片”見つかる
沈没した「タイタニック号」を探索するツアーに出発した後、消息不明になっていた潜水艇の破片が22日、海底で見つかりました。乗っていた5人全員が、死亡したとみられています。アメリカ・ボストンから橋本雅之記者が中継で伝えます。
潜水艇「タイタン」が消息を絶ってから丸4日、乗っていた5人の生還はかないませんでした。潜水艇は、水圧によって外側から押しつぶされる形で大破したとみられています。
「タイタニック号」の残骸を探索する潜水艇「タイタン」は、アメリカのマサチューセッツ州から東におよそ1500キロ離れた北大西洋で、18日から消息不明になっていました。
沿岸警備隊によりますと、22日朝、カナダの無人探査機が「タイタニック号」からおよそ500メートル離れた地点で、潜水艇の後部など大きな破片を5つ発見したということです。
アメリカ沿岸警備隊「破片は(潜水艇の)耐圧室が破壊されたことを示している」
現地メディアは、アメリカ海軍高官の話として、「タイタン」が潜水を始めてから数時間後に、現場海域で爆発音のようなものが検知されていたと伝えています。
沿岸警備隊は、現時点で原因は特定できないとして、今後も現場海底での調査を続けるとしています。