韓国の人気音楽グループBTSなどの兵役を“免除”することについて、韓国の国会が実施した世論調査で賛成が6割を超えました。

国会の国防委員会が世論調査会社に依頼して実施した調査によりますと、BTSのように国威発揚に貢献した芸能分野で活躍する人の兵役を“免除”することについて賛成が60.9％、反対が34.3％となりました。

一方、反対する人の中でも軍に入隊後、条件付きの公演を可能とすることついては6割近くが賛成しました。

BTSの最年長メンバーの入隊期限が年末に迫る中で、19日、野党議員が兵役の“免除”を認める法案を発議したほか、先月末には与党議員が入隊期限を3年延長し、満33歳とする法案を発議しています。

調査を行った国防委員会の委員長は「兵役の公正性と国家の利益を全て考慮して、早く論議が終えられるよう最善を尽くす」と述べていて、再び議論が過熱するものとみられます。