鉱山の作業員「地下190メートル」に閉じ込められ…9日ぶりに救出 生き延びた決め手は“コーヒー”? 韓国
韓国東部の奉化(ボンファ)で先月26日、鉱山の土砂が崩れ、地下190メートルに50代と60代の作業員2人が閉じ込められました。
9日以上たった4日、地上には、救助隊員に支えらながら歩く2人の姿がありました。
救助隊
「孤立されていた方々と駆けつけた救助隊員が、抱き合って泣いていました」
韓国メディアによると、2人は低体温と筋肉痛の症状はあったものの、回復に向かっているといいます。
9日以上もの間、地下の暗闇で生き延びられた理由とは、どのようなものだったのでしょうか。
2人はシートで簡易のテントをつくり、中で「たき火」をしながら肩を寄せ合って寒さをしのいでいました。飲んでいたのは、天井からしたたり落ちる地下水です。
医師
「2人はインスタントコーヒーを30個持っていたといいます。それを食事代わりにしたようで、相当助けになったようです」
韓国のインスタントコーヒーには、砂糖やミルクが入っていて食事の代わりになったといいます。
この鉱山では8月にも土砂が崩れ、作業員2人が死傷したばかりです。廃棄物が不法に埋め立てられていたとの情報もあり、警察は鉱山の管理者らから話を聞く方針です。