北朝鮮が平壌付近から短距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射 韓国軍発表
北朝鮮が6日朝、再びミサイルを発射しました。韓国軍によりますと短距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射したということです。
韓国軍は北朝鮮が午前6時頃から20分過ぎにかけて平壌付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。
飛距離など詳しい情報は明らかになっていません。
前回の発射はおととい4日で中距離弾道ミサイル1発を発射し、日本の上空を通過しています。
北朝鮮によるミサイル発射は今年だけで24回目で、特にこの12日間では6回という異例の頻度でミサイルを発射していました。
また、6日朝、北朝鮮の外務省は「アメリカと一部の追随国家が米韓連合訓練に対するわが軍隊の当然の対応行動措置を国連安保理に不当に上程させたことについて強く糾弾する」とコメントを発表しました。
その上で、アメリカが再び空母「ロナルド・レーガン」を朝鮮半島沖に展開することについて、「重大な脅威を生じさせていることを注視している」と牽制しました。
一連のミサイル発射について北朝鮮はこれまで一切言及していませんでしたが、今回のコメントで米韓合同軍事演習や空母展開などへの対抗措置であることを示唆した形です。
北朝鮮は先月8日には、核兵器の使用条件などを定めた法令を採択、金正恩総書記は「絶対に核を放棄することはできない」と述べ、核・ミサイル開発を進める姿勢を強調していました。