G20対立鮮明…ロシア出席めぐり一部の国が退席 共同声明とりまとめも見送られ
20日、ロシアを含むG20=主要20か国・地域の財務相・中央銀行総裁会議がアメリカのワシントンで開かれました。ロシアの出席をめぐって、一部の国が退席する事態となったほか、共同声明のとりまとめも見送られました。
会議では、オンライン形式で出席したロシアのシルアノフ財務相が発言する際、アメリカのイエレン財務長官、イギリスやカナダの代表らが、ロシアのウクライナ侵攻への抗議の意思を示すために一斉に退席する、異例の展開となりました。
一方で、ロシアメディアは、シルアノフ財務相がG20を政治利用しないよう求め、いくつかの国の代表がロシアを支持したと伝えています。
参加国の意見対立により、共同声明のとりまとめは見送られ、G20内の対立が改めて鮮明になりました。