アメリカのバイデン大統領は18日、北欧のフィンランドとスウェーデンがNATO（＝北大西洋条約機構）への加盟を申請したことを歓迎し、両国の加盟を支持すると表明しました。

バイデン大統領は声明で、両国の加盟申請を「歓迎し、強く支持する」とした上で、「申請の検討中も、両国とともに侵略の脅威に立ち向かう」と強調しています。

フィンランドとスウェーデンの加盟には、トルコが反対していますが、大統領はトルコへの説得に楽観的な見通しを示しました。

バイデン大統領「（Q.トルコを説得できる？）トルコには行かないが大丈夫だと考えている」

ただこの日、ニューヨークでブリンケン国務長官と会談したトルコのチャブシオール外相は、両国の加盟について「テロ組織を支援している」と改めて難色を示しました。「両国の安全保障上の懸念は理解できるが、トルコの安全保障上の懸念も解消されるべきだ」としています。